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いろいろな雪囲い

なぜ冬囲いをする必要があるの?

雪の重みから庭木を守る

たっぷり水分を含んだ雪が樹の枝に積もってくると、その重みで枝が折れたり曲がったりしてしまいます。
冬囲いを施すことで、樹木をしっかりと支え、外的なダメージから守ることができます。

寒さから庭木を守る

庭木のなかには、もともと暖かい地域で育つ種もあります。これらは寒い風が吹きつける冬は苦手。
囲いは防寒対策となって、植物の寿命を延ばします。

見た目の美しさ

「兼六園の雪づり」に代表されるように、冬の風物詩として庭を楽しむ目的。

冬囲いのいろいろ

  • リンゴ吊り

    松の木、槇の木をはじめ、よく枝造りが出来た比較的大ぶりの庭木の冬囲いに用います。
    幹付近に柱を立て、柱の先端から各枝へと放射状に縄を張ることをりんご吊りといい、雪吊の代表的手法です。

  • 幹吊り

    松など大きめの樹に施す手法です。
    太めで、しっかりした枝又から複数の藁縄を下げて、枝を結わえ吊ります。

  • 添付締付(竹1本しぼり)

  • 三(四.五)ツ又しぼり

    ツツジなど中低木類を対象に三本の竹を囲うように立て込み、上部の結束ヶ所から藁縄を吊り下げ、張り出した数多くの小枝を吊り上げるようにわら縄で絞ります。

  • 小しぼり / 大しぼり

    比較的小さめの木々は「しぼり」がおすすめです。小予算で大切な木々を守れます。

  • 円すい型

  • 竹ばさみ

  • 合掌型

  • 棚囲い型

宮川苑では「冬囲い」も承っております。お気軽にご相談ください。